惜しまれるうちに去りたい…ゆるキャラ「やなな」来春引退

[ 2012年7月5日 17:20 ]

 「柳ケ瀬ブルース」で有名な岐阜・柳ケ瀬商店街が生んだゆるキャラ「やなな」が5日、記者会見を開き、来年3月末での“引退”を表明した。地盤沈下の著しい商店街のマスコットとして人気はあったが、ブームに乗り全国区で活躍とはいかなかった。

 プロデュースした佐藤徳昭さん(42)によると、低予算で商店街のにぎわいを取り戻そうと、制作費は1万円。アーケードを模した段ボール箱をかぶり、首から下はカジュアルドレス姿で2008年にデビューした。

 岐阜の方言を筆談で駆使し、地元のイベントで人気者に。会見では「会えなくなるのは寂しい」とスケッチブックに書き付けた。同席した佐藤さんは「商店街のイメージもある。人気が下り坂になる前に引退を決めました」と寂しげに話した。

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2012年7月5日のニュース