GLAY 雨の神戸ゲリラライブに7000人

[ 2012年6月17日 06:00 ]

ゲリラライブで熱唱するGLAYのTERU

 ロックバンド「GLAY」が16日、神戸市のワールド記念ホールでゲリラライブを行った。告知したのは開演4時間半前だったが、雨の中、約7000人が集結。来月28、29日に開催する長居スタジアム(大阪市)公演の前哨戦と位置づけ、無料で約1時間半にわたってヒット曲を連発した。

 開演前から待ち切れないファンの手拍子がわき起こり、照明が暗転し、舞台に人影が現れると歓声は最高潮に達した。ボーカルのTERU(41)が「オーケー神戸。熱くいこうぜ」と呼び掛け、ファンは1曲目から跳びはねながら全身でリズムを刻んだ。

 新曲「Bible」の発売日だった先月23日、ホームページに突然「146万8800秒」と表示され、カウントダウンを開始。0になった今月9日に「関西地区でフリーライブを開催」とだけ発表。会場を発表したのはこの日午前9時だったが、開場1時間前の11時半には長蛇の列。主催者側の想定を超え、約6000人収容のアリーナ席だけでは収まりきらず、スタンド席を急きょ開放した。

 関西での大型公演は、10万人を動員した04年のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)公演以来。スタジアムライブは3年ぶりとなる。

 リーダーのTAKURO(41)は「大阪、USJ、神戸をつなぐ5号線(阪神高速湾岸線)を詞にしたためた。長居で披露したい」と明かし、公演のための特別曲を制作中。ベースのJIRO(39)は「普段はやらないメドレーをやる」と宣言。これらが次々と予告されるたび大歓声が上がり、TERUは「長居スタジアムで会いましょう」と叫んで締めくくった。

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