南野陽子「私の方が先輩」新喜劇座長の小籔に“上から目線”

[ 2012年6月12日 07:21 ]

大阪・通天閣をバックに吉本百年物語7月公演をPRする出演者の(左から)金子昇、小籔千豊、南野陽子、藤林美沙、山崎邦正

 女優の南野陽子(44)が、なんばグランド花月(NGK)で上演される「吉本百年物語」7月公演「笑う門には、大大阪」で、主人公の吉本せい役を務めることになり11日、共演者とともに大阪市内で会見した。

 1986年5月に、明石家さんま主演のABC系バラエティー「さんまの駐在さん」にゲスト出演したのが“NGKデビュー”。せいの弟で、元吉本興業会長の林正之助を演じる新喜劇座長の小籔千豊(38)らに向かって「私の方が先輩ですから」とジョーク交じりに宣言すると、93年デビューの小籔も「だいぶ姉さんですね」と敬服して笑いを誘った。

 兵庫県伊丹市出身で、小さい頃からお笑いを見ていたといい「夢の一つがかなった感じでした。婦警さん役で出演して、さんまさんにいじってもらったのを覚えています。勉強させていただきましたね」と笑顔。さらに、漫才ブーム全盛だった中学1年生のとき、大阪・うめだ花月を訪れ、舞台に立っていたコンビ「ザ・ぼんち」に向けて「ナンノ」とマジックで書いた十円玉を5枚も投げた仰天エピソードも披露。

 「ザ・ぼんちのおさむさんが、“何や?おさい銭か?”と言いながら拾ってくれたのが自慢です」と胸を張ったが、“謎の行動”の理由を聞かれると「何だったんでしょう。存在をアピールしたかったんですかね」と苦笑いで振り返っていた。南野がNGKの舞台に立つのは2007年6月のABC系「横丁へよ~こちょ!」以来、5年ぶり。

 7月公演は1935年頃が舞台で、せいが興行師としての仕事の厳しさと、子育てとの両立に悩む姿を中心に描く。7月8日初日、8月2日千秋楽。

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2012年6月12日のニュース