彼以上の歌い手はいない…元マネジャーが語る尾崎紀世彦さん

[ 2012年6月2日 08:01 ]

尾崎紀世彦さんの代表曲「また逢う日まで」のジャケット

尾崎紀世彦さん死去

 70年代のビクター芸能時代にチーフマネジャーを務めていた登内二郎さんは「ズバぬけた歌唱力の持ち主だったが、大好きな酒があだになった。あの実力からすればもっともっと活躍できた歌手」と惜しんだ。

 「今で言うアルコール依存症だった。ブランデーのレミー・マルタンが好きで、ステージのリハーサルのたびに1本空けちゃうんだから、まさに浴びるように飲んでいた」という。それでも、本番さえしっかり務めれば問題なかったのだが「ステージで千鳥足になることが続き、営業先とトラブルになったこともあった」という。

 5年ほど前に会った時「“酒もたばこもやめた”と言ってたけど、往年のギラギラしたあの目じゃなくなっていたのが印象的だった」という。それでも「もう一度誰のマネジャーをやりたい?と聞かれたら、キヨ(尾崎さん)だね。歌唱力だけで言えば彼以上の歌い手はいまだにいないと思う」としのんだ。

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