尾崎紀世彦さん 関係者に明かしていた「実は末期がんなんだ」

[ 2012年6月2日 07:52 ]

71年に「また逢う日まで」で日本レコード大賞を受賞し熱唱する尾崎紀世彦さん

 ヒット曲「また逢う日まで」などで知られる歌手尾崎紀世彦さんが5月31日午前0時5分、肝臓がんのため東京都港区の病院で死去した。69歳。

 関係者によると、一昨年に尾崎さんは肝臓がんと胃がんが見つかり、昨年3月に手術を受けたが思うように回復しなかった。同7月には、CDのレコーディングの仕事があったが「声が出ない」という本人の意向で実現しなかった。

 昨年秋、尾崎さんはステージの仕事を入れてくれていた営業会社を回って「体調が悪いので降りたい」と直接キャンセルする意向を伝えた。その時に「実は末期がんなんだ」と明かしていた。そして「誰にも知られたくないので、このことは内緒にしてほしい。ひっそりと寿命を全うしたいので」と人生の最期を迎える思いを話していた。

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