DeNA コンプガチャ「順次廃止」の方針

[ 2012年5月9日 16:11 ]

 ソーシャルゲーム運営のディー・エヌ・エー(DeNA)の守安功社長は9日の決算記者会見で、景品表示法に抵触する可能性が指摘された「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」と呼ばれる携帯電話ゲームのアイテム商法を、順次廃止する考えを明らかにした。

 守安社長は「(同業6社の)連絡協議会があるので順守していく」と述べ、業界で足並みをそろえる方針を示した。

 DeNAとしては、自社制作のゲームを中心に新商法の廃止を進め、他社から提供を受けるゲームについても拡大すると説明。廃止の理由として「社会的に問題提起されているので、それを受けてやめる」とした。

 守安社長は「どこまで(コンプガチャに)含まれるか、どう改変するかの明確な基準を消費者庁と連絡を取り始めた」段階とし、廃止が業績に与える影響については具体的な言及を避けた。

 また、DeNAやグリーなどにゲームを提供しているKLab(東京)も9日、今月末でコンプガチャを終了すると発表。違法の可能性があるとの声を受け「自主的に停止すべきだと判断した」としている。

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2012年5月9日のニュース