「非選抜組」 仲谷明香が描くAKB48の激しい“競争”

[ 2012年3月13日 09:24 ]

4月に自叙伝「非選抜アイドル」を発売する仲谷明香

 AKB48の仲谷明香(20)が来月2日、自叙伝「非選抜アイドル」(小学館)を発売する。

 06年のAKB加入から一度もシングル曲の選抜入りを経験したことがない「非選抜組」。過去3回の総選挙はいずれも圏外だった。

 自叙伝では前田敦子(20)がセンターに返り咲いた昨年の総選挙を「その日、最後にスポットライトが当たったのは私の隣の席だった…」と回想。激しい競争がもたらす光と影を描写しながら、その立場を「おもしろい」と思えるまでの過程を書き下ろした。

 ベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの“マネジメント”を読んだら」の著者・岩崎夏海氏から「ブログとか見てると文才あるし書いてみたら?」と背中を押された。

 「メンバーは、読むね!とか、ちょうだい!なんて言ってくれます(笑い)。家族は放任主義なので、やりたいようにやりなさいと言ってくれました」

 20歳になってお酒のおいしさが分かり「晩酌アイドルを目指そうかな?」とブログで発信するなど個性的な一面を見せる一方、声優業に懸ける情熱は人一倍だ。

 「いろいろな声のお仕事をさせていただいてるなか、小さい頃の軽い気持ちから、重く考えるようになった。技術もなく、声も特徴的ではない私にとっては楽な道ではないなと。それでも諦める気はありません!」

 これまで通り努力を続ければ、必ず風は吹く。

 ◆仲谷 明香(なかや・さやか)1991年(平3)10月15日、岩手県生まれの20歳。06年に3期生オーディションに合格。チームA所属。愛称は「なかやん」。アニメ「AKB0048」(tvkほかで4月29日放送開始)で主人公の一人、藍田織音の声を担当。

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2012年3月13日のニュース