M・ストリープ サッチャー元首相の魅力語る「弱々しさ決して出さなかった」

[ 2012年3月7日 13:06 ]

来日記者会見で映画をPRしたメリル・ストリープ

 第84回アカデミー主演女優賞を受賞したメリル・ストリープ(62)が7日、主演映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(16日公開)のPRで来日。都内で行われた会見にフィルダ・ロイド監督(54)とともに出席した。

 プライベートを含めて7回目の来日となるメリルは「日本に来られてうれしい。そして、何度も何度も訪れたい国です。この映画を持ってこられたことを誇りに思っています。日本の観客の皆さまがこの作品を楽しんでいただけることを望んでいます」とあいさつした。

 元英国首相マーガレット・サッチャーを熱演した。サッチャー元首相の魅力を「彼女はたとえ首相になっても女らしさを失わなかった。でも、涙や笑いなどの女性としての弱々しさは決して出さなかった。それが魅力」と答えた。

 実在の人物、しかもいまだ健在のサッチャー元首相を演じたことについて「実在の人物を演じる上で大切なことは正確であること。そして、真実に近い像・役を作っていくこと。それは想像する部分に関しても同じ。さらに、まだご存命ですし、責任がありました」と振り返ったメリル。

 しかし、「自分自身を学ぶユニークな機会が与えられた作品。自分の親の世代のことも学ぶことができましたし、私にとっては学ぶことの多い作品だった」と充実した表情で浮かべた。

続きを表示

2012年3月7日のニュース