小澤征爾氏 来年2月までの指揮降板「大変つらい決断」

[ 2012年3月7日 10:39 ]

来年2月末まで予定していた公演での指揮をすべて降板する小澤征爾氏

 指揮者の小澤征爾氏(76)が7日、来年2月末まで予定していた公演での指揮をすべて降板することが分かった。7日、事務所が発表した。講演など指揮以外の活動は続ける。

 事務所では、体力の回復に専念するためとしている。

 小澤氏の主治医は「音楽活動の傍らのリハビリでは、体力が本来の指揮活動を行うに十分なまでに回復することは困難と考えられる」としている。小澤氏は「大変つらい決断だった。この1年間は体力をつけるためのリハビリと食事療法に励みたい」とのコメントを出した。

 小澤氏は2010年の食道がん摘出手術後、3回にわたって肺炎と診断されるなど、公演の指揮を取りやめていた。

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2012年3月7日のニュース