SCANDAL 応援歌でしずちゃんサポート

[ 2012年2月19日 09:00 ]

ロンドン五輪を目指す女子アスリート音楽でサポートするSCANDALの(左から)TOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI

 女子バンド界をリードする4人組「SCANDAL」は、女性アスリート支援活動「SUNRISE JAPAN」のオフィシャルミュージックサポーターを務めている。体操の田中理恵(24)やボクシングの山崎静代(33)らロンドン五輪を目指す選手たちを音楽でサポート。応援ソング制作にも意欲を見せている。

 「SUNRISE JAPAN」には田中のほか、ビーチバレーの浦田聖子(31)、レスリングの山本聖子(31)らも賛同。夢の大舞台を目指す彼女たちの応援隊長がSCANDALだ。

 運営事務局とは選手たちへの応援歌づくりを検討中。ボーカル兼ギターのHARUNA(23)は「ロックでテンションをガンガン上げてほしい。気持ちをポジティブに持っていけるような曲がいいかな」と具体的な曲想を練っている。

 4人にとって最も接点があるのが、お笑い界から五輪を目指す「南海キャンディーズ」の“しずちゃん”こと山崎だ。テレビ番組では何度も共演。メンバー一の運動神経を誇るドラムスのRINA(20)は、以前と比べて見違えるほど引き締まった山崎のアスリート体形に驚いており「五輪に向けて頑張っていると話す表情が凄く素敵だった。しずちゃんが入って凄くボクシングの世界に興味が湧いた。より身近になった」と尊敬のまなざしを向ける。

 「しずちゃんのテーマ」を作った場合は、「跳ねてる感じの曲調」と口をそろえる。「歌詞、むずいな」と苦笑いのTOMOMI(21)は「芯の強さ」に着目。真剣勝負の世界に身を投じた異色の女性芸人を「一緒にいて女の人の強さを感じた。芸人の時とは違う強さをフューチャーしていければ」と、曲のイメージを描いてみせた。

 ミュージシャンとしてSCANDALにとっての「金メダル」は何か。「何十年も続けること」(RINA)だという。「やりたいことをやり続けることが一番格好いいと思う。そういうスタンスを貫いてNo・1でいたい」。ギターのMAMI(21)も「結婚したら、子供を連れてライブ会場に演奏しに来たいね」と続けた。

 「継続は力なり」はアーティストにもアスリートにも共通する。だからこそ「頑張っている気持ちを持ってる人たちを自分たちの音楽で支えられたらなと思う」とHARUNA。なでしこJAPANを筆頭に、マラソン、柔道、レスリングなどニッポンの「女子力」がクローズアップされそうな今大会。SCANDALの音楽がメダル量産の追い風になるはずだ。

 ◆HARUNA(はるな)1988年(昭63)8月10日、愛知県出身。ボーカル&ギター担当。1メートル53。血液型A。主な運動歴は器械体操。好きな選手はサッカーの内田篤人=シャルケ。

 ◆RINA(りな)1991年(平3)8月21日、奈良県出身。ドラムス&ボーカル担当。1メートル60。血液型B。主な運動歴は水泳、陸上、テニス。好きな選手はプロ野球巨人の坂本勇人。

 ◆MAMI(まみ)1990年(平2)5月21日、愛知県出身。ギター&ボーカル担当。1メートル61。血液型AB。主な運動歴はバスケット、バレー。好きな選手はサッカーのハーフナー・マイク=フィテッセ。

 ◆TOMOMI(ともみ)1990年(平2)5月31日、兵庫県出身。ベース&ボーカル担当。1メートル57。血液型A。主な運動歴は「体育の授業ぐらい」。元プロ野球阪神で本紙評論家の赤星憲広氏が好き。

 ≪3・28初武道館≫3月28日には初の日本武道館公演を行う。結成5年7カ月で到達した“ロックの聖地”。今月11日に発売されたチケットは15分で完売した。HARUNAは「とにかく派手なことをしたい。大きなステージを生かして視覚的な部分でもサプライズを仕掛けたい」。RINAも「みんなの想像以上にアホなことすると思う」と武者震いしている。

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2012年2月19日のニュース