震災描いた短編アニメ ベルリン映画祭特別表彰

[ 2012年2月19日 06:00 ]

ベルリン国際映画祭で、特別表彰されたアニメ「663114」の平林勇監督のメッセージを代読する女性(左端)

 第62回ベルリン国際映画祭で、14~17歳向け映画部門の授賞式が17日(日本時間18日)行われ、東日本大震災をテーマにした平林勇監督(39)のアニメ「663114」が短編の2席に当たる特別表彰を受けた。

 タイトルは「戦後66年の3月11日に起きた4基の原発の事故」を指す。

 共同電によると、10代で構成された審査員は授賞理由を「シンプルな隠喩を通し、大惨事に直面しても文化は生き延びることを描いた」と述べた。平林監督は日本におり、会場では「大震災から約1年たつが、まだまだ子供たちは放射能の危険にさらされている。子供を守るのはわれわれ日本の大人の責任。これからの日本を見守ってほしい」とのメッセージが代読された。

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2012年2月19日のニュース