ナベアツ改め桂三度“チョビヒゲ”剃り高座デビュー!

[ 2012年1月4日 06:00 ]

チョビヒゲを剃って高座デビューを果たした桂三度

 「世界のナベアツ」から落語家に転身した桂三度(42)が3日、東京・品川で開かれた寄席で高座デビューした。

 トレードマークだったチョビヒゲを剃(そ)って登場。冒頭で「3の倍数と3が付く数字のときだけアホになる」というかつてのネタを引き合いに「もう落語家になりましたので、桂さぁ~ん度とは言いません」とあいさつして客席を沸かせた。

 演目は自作の「お出かけ」。「大阪に恐竜とUFOが出現」というニュースを見た一家のドタバタを描き、初笑いに訪れた観客の期待に応えた。

 落語家はいろいろな役を演じるため、ヒゲを生やさないのが常識。三度は昨秋に剃り、再びこの日朝にカミソリをあてたという。公演終了後、取材陣に「落語の道で行こうと思っているので」と不退転の覚悟を強調。師匠の桂三枝(68)は「剃るようにとは言っていなかったので、本気やなあと思った」と感心した。

 三枝の評価は「初舞台としては90点。落語家としては、1人コントのようなリズムがまだあるから45点」と3の倍数で表現。三度は「身が引き締まる思いです」と真剣な表情だった。

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2012年1月4日のニュース