“日本最古のロックバンド”ムーンライダーズがラスト唱

活動休止前、最後のライブを行ったムーンライダーズ

　継続して活動しているロックバンドでは日本最古の７５年結成で、無期限の活動休止を宣言した「ムーンライダーズ」が１７日、東京・中野サンプラザでラストライブを行った。

　最後のアルバム「Ｃｉａｏ！」の収録曲を中心に２５曲を披露。「鬼火」や「スカーレットの誓い」「マスカット・ココナッツ・バナナ・メロン」など初期の代表曲も織り交ぜた“最後の演奏”で、ファン２２００人を沸かせた。「蒸気でできたプレイグランド劇場で」を歌い終えると、ボーカル鈴木慶一（６０）は「また、進化したらお会いしましょう」とだけ話して舞台を降りた。６人で客席を練り歩き、握手しながら別れを惜しむように会場を後にした。

　それぞれがソロ活動を行っており、バンドとしての活動再開の時期は未定。３０日に東京・新宿タワーレコードで行うアルバム発売イベントを最後に、活動にいったんピリオドを打つ。