外傷なく遺書もなく…なぜ夫婦同時に?捜査関係者「七不思議のよう」

[ 2011年12月18日 09:15 ]

 東京都新宿区のマンションで死亡しているのが見つかった元映画監督の大槻義一さん(84)と妻の千枝子さん(84)。目立った外傷などがなかったことから、警視庁四谷署はいずれも病死とみている。ただ、夫婦がほぼ同時に亡くなったことに、捜査関係者は「まるで七不思議のようだ」と首をひねっている。

 大槻さんと千枝子さんはマンションのリビングに倒れていた。パジャマ姿だったという。大槻さんは血を吐いており、倒れた時に打ったとみられる傷があったほかは、2人に目立った外傷はなかった。遺書もなかった。

 夫妻はリビングの床にテーブルを挟んで倒れていた。病気でどちらかが倒れれば、いずれかが119番をするはずだが、こうした形跡もない。都心の密室で、なぜ“同時”に亡くなってしまったのかは分かっておらず、四谷署は司法解剖して死因を詳しく調べている。

 2人には持病があり、同じ病院に通院していたという。

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2011年12月18日のニュース