「暴力団と交際」報道は事実無根…上原多香子が文春提訴

[ 2011年12月5日 10:42 ]

損害賠償と謝罪広告の掲載を求め、文芸春秋を提訴した上原多香子=2009年10月撮影

 暴力団関係者と交際があるとする週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして、女性4人組グループ「SPEED」のメンバーで歌手の上原多香子が5日までに、発行元の文芸春秋側に計3千万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求め、東京地裁に提訴した。

 この日、第1回口頭弁論が同地裁(畠山稔裁判長)であり、文春側は請求棄却を求めた。

 問題となったのは、9月15日号に掲載された「暴力団排除条例に狙われる『黒い芸能人』」と題する記事と、中づり広告。上原を名指しして顔写真を載せ、暴力団関係者が経営する東京・西麻布の飲食店に常連客として出入りしているとの内容だった。

 訴状で上原側は「飲食店にはテレビ番組の収録時に1度訪れただけで、暴力団関係者と面識はなく、何らつながりはない」と主張している。

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2011年12月5日のニュース