NHK 暴力団排除で指針、報告書求め出演の可否判断

[ 2011年11月9日 19:42 ]

 NHKは9日、番組出演者らに暴力団と密接な関係があるとの情報があった場合、報告書の提出を求めた上で出演させるかどうか判断するなど、暴力団排除を徹底させるための指針を発表した。

 NHKは4月、出演契約書に「暴力団関係者であることが判明した場合、契約を解除できる」などとする条項を盛り込んだが、今回は緊急出演など契約書を正式に交わさずに出演する場合も含めている。

 指針は、出演者本人だけでなく、所属する事務所関係者も対象。暴力団と関係があるとの情報があった場合、NHKが報告書の提出を要求。出演料の支払いを保留するほか、暴力団の活動を助長すると判断した場合には番組に出演させないなどとしている。

 松本正之会長は9日の記者会見で「社会の厳しい目が注がれており、公共放送の社会的な責任がある。(出演者と暴力団との関係については)NHKが得た情報や報告書の内容を踏まえ、総合的に判断したい」と述べた。

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2011年11月9日のニュース