没後10年…ジョージ・ハリスン ドキュメント映画に

[ 2011年9月23日 06:00 ]

映画「ヘルプ!4人はアイドル」(65年)の撮影で訪れたバハマで海につかるジョージ・ハリスン(C)2011 GROVE STREET PRODUCTIONS LIMITED.)

 元ビートルズのジョージ・ハリスンさんが肺がんと脳腫瘍のため58歳で死去して10年、その人生の軌跡を紡いだドキュメンタリー映画「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」が完成、11月に公開されることが決まった。

 メガホンを取ったのは「タクシードライバー」(76年)や「ディパーテッド」(06年)などで知られるオスカー監督で、ザ・バンドの解散コンサートを追った「ラスト・ワルツ」(78年)など音楽映画にも定評があるマーチン・スコセッシ(68)。幼少期からビートルズ時代、解散後の活動、私生活まで58年の生涯を未公開映像もちりばめて3時間半にまとめた。

 タイトルに使われた楽曲をはじめ、「マイ・スウィート・ロード」などジョージ自作の27曲に加え、未発表音源を含む50曲以上が収録され、さらにはポール・マッカートニー(69)、リンゴ・スター(71)らの貴重な証言も盛り込まれた。

 作品は10月2日にジョージの生地である英リバプールの劇場でお披露目され、同4日には米ニューヨーク映画祭でも特別上映されるが、その後は英米ともテレビ放映が決定。日本は角川映画フィルムインクが配給し、12月にDVD&ブルーレイで発売を予定しているが、「その前にファンにスクリーンで見てほしい」(関係者)と、劇場公開に踏み切ることを決めた。東京・角川シネマ有楽町などで11月19日から命日の同29日を挟み12月2日まで上映される。

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2011年9月23日のニュース