入川保則、自信の“遺作”「生きている間に」公開へ

[ 2011年9月23日 06:00 ]

遺作映画の製作発表で自らの病状について語る入川保則

 末期の直腸がんの俳優・入川保則(71)が22日、都内で主演映画「ビターコーヒーライフ」の製作発表を行った。

 今年3月に主治医から余命半年と宣告され、「遺作」と銘打った作品。実生活と同じ末期がんの喫茶店主役。今月1日から11日間、福島県内での撮影を乗り切った。体調は良好な様子。会見前に行った定期健診で「医者から“これなら年越せますよ”と言われちゃいまして」と話した。

 11月に現在住んでいるアパートが建て替えになるといい「それまでには逝かないとね」とジョーク。葬儀用に自らお経と会葬者へのあいさつを録音したといい「あとは日にちを決めるだけです」と笑った。製作サイドは「生きている間に」と今冬の公開を目指している。

続きを表示

この記事のフォト

2011年9月23日のニュース