塚本監督の「KOTOKO」がベネチア・オリゾンティ賞受賞

[ 2011年9月11日 01:41 ]

 イタリアで開催中の第68回ベネチア国際映画祭で10日、世界の映画の潮流を探るオリゾンティ部門の最高賞にあたるオリゾンティ賞(長編)を、塚本晋也監督(51)の「KOTOKO」が受賞した。

 「KOTOKO」は、沖縄県出身の歌手Coccoさんが主演。物が二重に見え、自傷行為を繰り返すシングルマザーが懸命に子育てをする姿を通して、生きることの難しさやいとおしさを描いた。

 塚本監督は授賞式で「今、日本には不幸がたくさんある。大事な人のことを心配している人がたくさんいる。すべてのそのような人たちにささげたい」と話した。

 塚本監督は2002年にも同映画祭コントロコレンテ部門で「六月の蛇」が審査員特別大賞を受賞している。(共同)

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2011年9月11日のニュース