チャリティー歌舞伎に俳優150人…勘三郎ら売店手伝い

[ 2011年7月30日 06:00 ]

幕あいに、被災地の特産品などを販売する中村勘三郎(中央)

 「東日本大震災復興支援 歌舞伎チャリティー公演」が29日、東京・新橋演舞場で行われた。冒頭、歌舞伎俳優約150人が勢ぞろい。日本俳優協会会長の中村芝翫(83)が微熱で欠席したため、尾上菊五郎(68)が「歌舞伎を通して復興のお役に立てればこんなにうれしいことはございません」とのあいさつ文を代読した。

 被害の大きかった岩手、宮城、福島3県の民謡を長唄にして中村福助(50)らが披露。松本幸四郎(68)ら幹部は「松島」を舞った。幕あいには俳優がロビーに出て、被災地の特産品などを販売。「突発性難聴」での休養から約8カ月ぶりに本格復帰した中村勘三郎(56)も参加し、宮城の名菓「萩の月」を売った。市川海老蔵(33)ら若手5人は獅子の舞踊「石橋」に出演した。この日の収益は約1000万円。寄付先は未定。

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2011年7月30日のニュース