復帰公演を完走…勘三郎、大声援に涙で「少しよくなった」

[ 2011年7月25日 06:00 ]

復帰公演を終え、ファンに見送られて劇場を出る中村勘三郎(中央)

 長野県松本市のまつもと市民芸術館で行われた「中村勘三郎特別公演」が24日、終了した。

 「突発性難聴」で休養中だった中村勘三郎(56)の約8カ月ぶりの復帰舞台。2日間で全3公演に出演した。カーテンコールは、舞台上に金色の紙吹雪が舞う演出。勘三郎は観客の大声援に涙を流しながら「(病気は)少しはよくなりました。また来年も松本に来させていただければ」と再訪を約束した。終演後は、好江夫人の運転する車で帰京。所属事務所の関係者は「これで一歩階段を上がれた。あとは1カ月公演への体力づくり」と話した。次回公演は9月2日初日の大阪・新歌舞伎座「九月松竹大歌舞伎」。

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2011年7月25日のニュース