桂三枝 避難所訪問、トラック荷台で落語披露

[ 2011年7月22日 06:00 ]

舞台の上から観客に向かって手を振る桂三枝

 来年7月に大名跡「六代桂文枝」を襲名する落語家・桂三枝(68)が21日、東日本大震災の避難所となっている宮城県石巻市の湊小学校を訪れ、集まった被災者約200人に落語を披露した。

 終演後には「文枝になることが決まりました」とあいさつ。客席から拍手とともに「頑張りましょう」の声も上がった。公演は、三枝自らが発案して実現した、荷台を寄席の舞台に改造した大型トラック「移動あおぞら花月」で開かれ、ほかに人気コンビ「ライセンス」ら4組が出演。立ち見も出るほどの盛況ぶりで、三枝のサインをもらった小学4年の高橋ちはるさん(9)は「あまり楽しいことがないけど、きょうは面白くて、すごく笑った」と喜んでいた。

 22日は岩手県を訪れるなど、今後2カ月かけてトラックで被災地を巡回する。

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2011年7月22日のニュース