シンデレラボーイは「目が純粋」の23歳飲食店勤務

[ 2011年7月11日 06:00 ]

ドラマ「俺の空 刑事編」オーディションで、主役に選ばれた庄野崎謙さん

 10月からテレビ朝日でドラマ化される「俺の空 刑事編」(日曜後11・00)の主役・安田一平役を選ぶ最終公開オーディションが10日、テレビ朝日で行われた。

 芸能プロダクションに所属していない芸歴ゼロの男性2700人の応募者の中から、最終選考に残ったのは10人。大手家電量販チェーン店の販売員、甲子園優勝経験を持つワイドショーのAD、就職が決まっている慶応ボーイら多彩な顔ぶれだ。10人はインターネットでの人気投票や選挙さながらの街頭での呼びかけ、寺修行合宿など、生き残りを懸けた精力的な活動を続けてきた。

 オーディションには原作者の漫画家・本宮ひろ志氏(64)、安田一平の永遠のライバル・武尊善行役が決定している俳優の永井大(33)らが審査員として出席。最終自己PRと永井を相手にした芝居審査が行われた結果、見事主演の座を射止めたのは、現在飲食店に勤務している庄野崎謙さん(23)。発表の瞬間、思わず天を仰いだ庄野崎さんは「今うれしくて泣きそうで、頭の中が真っ白。ようやくこれでスタートラインに立てたような気がする。これから厳しい現場が待っていると思うが、厳しいオーディションを乗り越えてきた力で頑張りたい」と喜んだ。

 庄野崎さんを選んだ理由について本宮氏は「最終選考に残った10人は誰が選ばれてもおかしくなかった。第一印象で決めたが、他の審査員の意見も一致した」と話し、永井は「芝居した時の彼の立ち姿がとてもよかったし、彼の目が純粋で印象的だった」と語った。

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