牧瀬里穂ら30人超が集結!私物フリマで支援

[ 2011年6月6日 06:00 ]

フリーマーケットで笑顔の(左から)倉本康子、中井美穂、牧瀬里穂、吉田都、水夏希

 女優の牧瀬里穂(39)やフリーアナウンサーの中井美穂(46)らが5日、東京・六本木で東日本大震災支援のフリーマーケットを開いた。私物などの提供に、3時間で約1000人が訪れる盛況ぶり。牧瀬は「復興には時間がかかる。どんな形でも長期にわたって支援していきたい」と継続の重要性を強調した。売上金は物資に換えて被災地に送る予定だ。

 日曜日とあってにぎわいを見せる東京ミッドタウン地下スペースを会場にして開催されたフリーマーケット。牧瀬や真矢みき(47)らが所属する芸能プロダクション「ブルーミング・グループ」の主催で、10万円以上もする高価な舞台衣装から私物の衣服や靴など約1500点が並んだ。

 95年の阪神大震災を経験した真矢が発案して立ち上げた「Hands Together」という長期支援プロジェクトの一環。舞台公演と重なったため、真矢自身は欠席したものの、牧瀬はじめ中井、水夏希(38)、世界的バレエダンサーの吉田都(45)、09年ミスユニバース日本代表の絵美里(26)、草刈麻有(18)ら30人以上のタレント、モデルが参加した。

 バッグなど4点を出品した牧瀬は「人とのつながりがこんなにも大切なものかとあらためて考えさせられました。青森の黒石市に知人がいるので見舞いに行ってきましたが、人が動き、お金を落としてくるのも復興の一助になりますね」としみじみ口にした。

 震災発生の3月11日が誕生日だった中井は「東京が震源かと思うくらいの揺れでしたね。私は母が新潟、父が福島の出身なので、避難所で取材に答えているお父さん、お母さんの言葉を聞くと、両親の話し方に似ていて涙が出てきます。きょうは靴やバッグなど、あまり使っていない物を出品しました。ちょっとでも役に立てばうれしい」と語った。今月19日には仙台市に出向き、子供たちに絵本の読み聞かせをしてくるという。

 売上金の集計は6日以降になるが、事務所関係者は「それぞれの被災地で本当に必要なものは何かを調査して、品物に換えて支援したい」と話している。

 ≪真矢みき、ホイッスル販売≫真矢は現在、舞台「こんにちは赤ちゃん」(赤坂ACTシアター)に出演中。この日は昼公演で、終了後に駆けつける予定だったが、午後4時のフリマ終了時には間に合わなかった。いち早くメッセージ付きのホイッスルを作製し、その売上金を義援金として寄付しているが、本人不在の分、フリマ会場でも販売された。

続きを表示

この記事のフォト

2011年6月6日のニュース