カンヌ最高賞に「ツリー・オブ・ライフ」 日本作品は受賞逃す

[ 2011年5月23日 08:51 ]

 第64回カンヌ国際映画祭の授賞式が22日夜(日本時間23日未明)、フランスのカンヌで開かれ、コンペティション部門の最高賞パルムドールを、米国のテレンス・マリック監督の「ツリー・オブ・ライフ」が受賞した。

 日本から同部門に出品された河瀬直美監督の「朱花の月」と、三池崇史監督の「一命」はいずれも受賞はならなかった。短編コンペティション部門でも、大学4年の田崎恵美監督の「ふたつのウーテル」が賞を逃した。

 「ツリー・オブ・ライフ」は、人気俳優のブラッド・ピットさんやショーン・ペンさんが出演。1950年代の米国で暮らす少年の成長を壮大な映像と共につづった。日本では8月12日に公開予定。

 女優賞は「メランコリア」のキルスティン・ダンストさん、男優賞は「アーティスト」のジャン・デュジャルダンさんが受賞した。

 他の受賞作と受賞者は次の通り。

 審査員特別大賞(グランプリ)=「昔々アナトリアで」ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督、「少年と自転車」ダルデンヌ兄弟監督▽監督賞=ニコラス・ウィンディング・レフン監督「ドライブ」▽脚本賞=「脚注」ヨセフ・シダー監督▽審査員賞=「ポリス」マイウェン監督(共同)

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2011年5月23日のニュース