五木ひろし“原発の街”で復興支援マラソン

[ 2011年5月16日 06:00 ]

第23回美浜・五木ひろしマラソンのスターターを務めた五木ひろし

 歌手の五木ひろし(63)が15日、故郷の福井県美浜町で「第23回美浜・五木ひろしマラソン」を行った。

 同町には関西電力美浜原発があるため、福島第1原発事故の影響を考慮して中止も検討したが、「スポーツを通じて元気を被災地に伝えたい」という思いから、東日本大震災復興支援マラソンと位置づけて実施した。

 過去10年で最多の4365人がエントリー。五木は「震災後はマラソン大会も中止が相次いだ。みんな走りたかったんだと思う。開催して良かった」と喜んだ。大会終了後の恒例のミニコンサートでは、チャリティーソング「街」を披露した。1号機が稼働開始から40年を超えた美浜原発については「老朽化の問題や安全対策などあらためて見直す時期」と話した。

 参加費やグッズ販売など収益の一部を日本赤十字社を通じて被災地へ送る予定。

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2011年5月16日のニュース