“新生海老蔵”04年襲名披露の演目で復帰

[ 2011年5月1日 06:00 ]

 昨年11月に飲食店で殴られるなどしてケガを負い、無期限謹慎中だった市川海老蔵(33)の舞台復帰となる東京・新橋演舞場「七月大歌舞伎」の演目が決まった。昼、夜の部合計6演目で、海老蔵は4演目に出演する。

 そのうち「勧進帳」と「春興鏡獅子」は、2004年の十一代目海老蔵襲名公演で演じたもの。「勧進帳」は同公演と同じく父・市川団十郎(64)との共演。「江戸の夕映」も団十郎の演出。製作の松竹は「初心に帰り“新生海老蔵”として歩み出してほしい、という思いで決まった」と話している。海老蔵の歌舞伎公演は昨年9月の京都・南座以来となる。

 傷害罪で1審で懲役1年4月の判決を言い渡された伊藤リオン被告が、3月下旬に控訴を取り下げ、松竹は4月10日に復帰を発表。直後から同社と団十郎との間で演目を話し合ってきた。海老蔵は、同月下旬に演目と配役を伝えられ「はい分かりました」と答えたという。

 海老蔵は昨年末の京都・南座、今年2月の名古屋・御園座を休演。今秋以降、これらの劇場にも順次“おわび出演”するとみられる。

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2011年5月1日のニュース