♪君はひとりじゃない「TUBE」手作り復興応援歌

[ 2011年4月23日 06:00 ]

被災地支援のチャリティーソングを作ったTUBE

 ロックバンド「TUBE」が東日本大震災の被災地を支援するチャリティーソングを作った。

 ボーカル前田亘輝(46)作詞、ギター春畑道哉(44)作曲の「RESTART」で「復興応援歌」と位置づけて制作。サビの♪もう君はひとりじゃない この声が届きますように――の歌詞が印象的なミディアムテンポのバラードだ。

 TUBEのメンバーは震災後「何か自分たちにできることをしたい」との思いから、先月21日に東京・渋谷で被災地支援の募金活動に参加。そこで実感した「人のつながり」を歌に込めて被災地へ届けようと決心、一気に書き上げた。

 自分たちでCD―Rに録音し、ジャケットもない盤に全員でサインを書いて、大船渡災害FM、気仙沼災害FMなど岩手、宮城、福島の地元ラジオ計7局を訪問。流れた歌を聴いた人たちから「心に響きました」との声が続々と届いた。

 24日には都内のスタジオにTUBEのほか、所属事務所「ぐあんばーる」の後輩歌手のジェロ(29)や貴水博之(41)ら総勢18人が集まり、復興応援番組「この声が届きますように」をインターネット動画サービス「USTREAM」と「GyaO!」で午後4時から生中継。「RESTART」を全員で歌い、TUBEとジェロで「北国の春」を歌うなどしながら、復興への道を視聴者と一緒に考える。

 「RESTART」は夏の新作CDに収録予定で、同曲に関する全ての収益を日本赤十字などを通じて寄付する。前田は「少しでも被災された方々の心にエネルギーが生まれればという思いを込めて作りました。応援番組がそんな思いを多くの人たちと交わす機会になれば」と話している。

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