「十二人の怒れる男」「オリエント急行殺人事件」の監督死去

[ 2011年4月10日 12:16 ]

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、映画「十二人の怒れる男」(1957年)で知られる米映画監督シドニー・ルメット氏が9日、リンパ腫のためニューヨークの自宅で死去した。86歳。

 24年6月、米ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。子役として活躍した後、テレビドラマの制作を手掛ける。映画監督として、殺人事件の裁判で陪審員が密室で議論する様子を描いた「十二人の怒れる男」でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した。

 硬派な社会的作品で知られ、「狼たちの午後」(75年)、「評決」(82年)のほか、「オリエント急行殺人事件」(74年)などが代表作。2005年にアカデミー名誉賞を受賞した。(共同)

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2011年4月10日のニュース