「日本に希望を」パリに世界的芸術家が結集

[ 2011年4月8日 06:00 ]

6日、パリで開かれた「ホープ・ジャパン」の終幕、観衆の拍手に応える出演者ら

 ピアニストのマルタ・アルゲリッチら世界でもトップクラスの芸術家が、日本に希望を届けようと参集した日本支援公演「ホープ・ジャパン」が6日、パリのシャンゼリゼ劇場で開かれた。

 公演には「現代バレエの女王」と呼ばれるバレエダンサーのシルビー・ギエムや、世界最高のソプラノの1人とされるオペラ歌手のナタリー・デセイらも参加。ピアニスト児玉桃らフランス在住の日本人音楽家らも加わって、会場を埋め尽くした約1900人の聴衆の喝采を浴びた。

 公演の冒頭、デザイナーの高田賢三さんが「これだけの人に集まっていただき、感謝の念でいっぱいだ」とあいさつ。共同電によると、俳優のランベール・ウィルソンが被災地出身の詩人の作品だと説明し、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」をフランス語で朗読すると会場は静まり返った。

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2011年4月8日のニュース