自殺した韓国女優の手紙公開「冥土から復讐してやる」

[ 2011年3月8日 06:00 ]

09年3月に自殺した韓国の女性タレント、チャン・ジャヨンさん

 09年3月に自殺した韓国の人気女優チャン・ジャヨンさん(享年29)が生前に残していた自筆の手紙が見つかった。韓国メディアが内容を明らかにし、波紋を広げている。

 手紙は50通。05年から09年の自殺直前までの様子を紙230枚に書きつづっており、知人に渡していた。韓国SBSが入手し、6日の「8時のニュース」内で紹介した。

 中央日報などによると手紙には「31人に100回以上接待した」とあり、接待した場所などを細かく明記。接待相手には芸能事務所や大手企業、報道機関関係者の実名があった。

 「接待から抜け出す方法がない」「接待を受けに来た男性は悪魔だ」「新しい服を着る時はまた別の悪魔に会わなければならない」と苦悩する様子も記していた。両親の法事の際にも所属事務所に接待を強要されたとしており、「リストを作っておいたので(私が)死んだとしても復讐(ふくしゅう)してほしい。冥土から復讐してやる」と強い怨念をしたためている。

 ≪2人有罪7人司法処分≫09年3月7日、チャンさんがソウル市内の自宅で首をつって死亡しているのが見つかった。地元テレビ局は同13日、「チャンさんが酒の席や夜を共にする接待を強要された、と訴える内容のメモを残していた」と報道したことで、捜査当局が捜査。これまで所属事務所の前代表と元マネジャーに懲役1年、執行猶予2年、社会奉仕160時間の有罪判決が下ったほか、芸能関係者7人が司法処分を受けた。チャンさんは日本ドラマの韓国版「花より男子」などに出演、人気を集めた。

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2011年3月8日のニュース