にぎやかに華やかに…茂山千之丞さん ピンク色のお別れ会

[ 2011年2月5日 16:58 ]

故茂山千之丞さんのお別れの会で献花する女性ら

 昨年12月4日に死去した大蔵流狂言師の故茂山千之丞さんのお別れの会が5日、京都市左京区でにぎやかに行われ、哲学者梅原猛さんら約600人が出席した。

 千之丞さんが好んだピンクがテーマカラー。出席者は服装に取り入れ、スイートピーやガーベラなどピンクの花を祭壇に供え、会場は華やかな空気に包まれた。

 茂山千五郎家の狂言師による居囃子のほか、祇園の舞妓の京舞や劇作家わかぎえふさんの朗読など、さまざまなパフォーマンスが披露され、生前の交流の幅広さを物語っていた。

 歌舞伎役者の坂東三津五郎は「自分の本業をおろそかにすることなく、ほかのジャンルのことを積極的に勉強される姿にあこがれた」と故人をしのんだ。

続きを表示

2011年2月5日のニュース