食中毒にもめげない福山雅治「指定されているところは全部回りたい」

[ 2011年1月2日 11:55 ]

番組でナビゲーターを務める福山雅治

 歌手で俳優の福山雅治(41)がナビゲーターを務めるNHKの新自然ドキュメンタリーシリーズ「NHKスペシャル ホットスポット 最後の楽園」が10日からスタートする。

 絶滅の危機にある珍しい哺乳類、鳥類、両生類の75%が集中している生き物たちの「最後の楽園」、それが“ホットスポット”。全世界でホットスポットは34カ所あると言われ、まだまだ解明されていない、未開の土地ばかりだ。同番組では、この“ホットスポット”に生きる不思議な生き物たちの知られざる進化のドラマを探る。

 以前から「自然の生き物、生態系の成り立ちや構成、構造などに興味があった」という福山はこの番組で旅人、ナレーターを担当する。村田真一エグゼクティブ・プロデューサーは「福山さんのみずみずしい感性と旺盛な知的好奇心が大自然の新しい発見と驚き、感動、命の尊さを伝えてくれると期待しています。龍馬とは違う福山さんの魅力がふんだんに描かれている」と期待を寄せた。

 福山は2010年の10月中旬から約1カ月、マダガスカル、ブラジルでの過酷なロケに参加。「僕の人生の中ですごく大きな経験をした」。写真家としても活動する福山だが、海外ロケで最も印象に残ったのは「マダガスカルの“光る蟻塚”。すごくインパクトがあった。すごく神秘的な美しいものを見たという感じ。自然はなかなか我々人間の思う通りにいかないなと、改めて写真1枚撮るのにも感じさせてくれた」と心躍った瞬間を振り返った。

 食中毒を経験するなど、「体調面では若干過酷なこともあった」という。「次も行く予定はあります。ホットスポットに指定されているところは回らせていただけるなら、全部でも回りたい」と今後のロケ参加にも意欲的だ。

 1月10日放送の「プロローグ 地球・生命の物語」(後7・30)を皮切りに全6回放映。福山はプロローグ、第1、2、6回に旅人として登場し、すべての回のナレーションを担当する。

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2011年1月2日のニュース