紅白過去最多8組!メドレー同士でトリ激突か

[ 2010年12月22日 06:00 ]

 大みそかの「第61回NHK紅白歌合戦」(後7・30)の曲目が21日、東京・渋谷の同局で発表された。出場44組中、過去最多の8組がメドレーを披露するのが最大の特色。8組の中にはSMAP、嵐らジャニーズ勢や、出場34回目の和田アキ子(60)ら大物も名を連ねており、史上初めてとなるメドレー同士の紅白トリ激突が有力視される。

 07年の7組を超える史上最多のメドレー数。ジャニーズはSMAP、嵐にNYCを加え4組中3組。ほか和田、AKB48、倖田來未(28)、加山雄三(73)、郷ひろみ(55)と幅広い顔ぶれがそろった。
 井上啓輔チーフ・プロデューサーは「最新ヒットから誰でも知っている曲まで、老若男女にその歌手のいろんな魅力を見せることができる」と強調。今年のテーマ「歌でつなごう」の象徴と言えそうだ。
 メドレーにはオリジナルの演出がしやすい利点がある。4日放送のフジテレビ「FNS歌謡祭」は、多彩で独創的な演出を展開。平均視聴率21・7%(関東地区)を記録した。井上氏は「ジャニーズのメドレーはショーアップしたステージを目指したい」と、豪華な演出をにおわせた。
 そこで大トリの有力候補に浮上するのがSMAP。「世界に一つだけの花」という全世代が知る看板曲を持ち、大トリ経験も03、05年の2度。演出面のバックアップを受ければ過去最高のにぎやかなラストが見込める。オリコンシングル売り上げトップ10中6曲を占めた後輩の嵐が、ヒット曲連発のメドレーで白組のトリ2番手候補だ。
 紅組は今月NHKで放送されている紅白のPR番組で嵐・松本潤(27)から印象深い歌手として指名された「天城越え」の石川さゆり(52)、ロングヒット中の「また君に恋してる」を歌う坂本冬美(43)らが挙がる中、やはりメドレーに挑む和田が最有力。関係者によると、3曲をつなぎ合わせた構成がすでに決まっており、王道ではない曲を織り交ぜるなど趣向を凝らしているという。関係者は「派手にやりたい」と気勢を上げている。

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2010年12月22日のニュース