二宮和也&香里奈 ちょっと足りなかったけど有終の美

[ 2010年12月22日 11:30 ]

「フリーター、家を買う。」でヒロインを演じた香里奈

 「嵐」の二宮和也(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「フリーター、家を買う。」の最終回が20日に放送され、平均視聴率が19・2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが、22日分かった。全話平均視聴率は17・1%だった。

 初回17・6%から終始高い数字をキープした本作。近年のドラマでは合格点とされる15%を割り込んだのはたった1回だけという安定感で、後半は徐々に数字上げ、最終回で最高の19・2%を記録し、有終の美を飾った。20%台突破も期待されたが、録画などで楽しむ視聴者もいることから、それを合わせて実質“大台”に達したと見ていいだろう。

 ドラマはたった3カ月で仕事を辞めてしまい、フリーターを続ける武誠誠(二宮)が母のうつ病をきっかけに、母のために家を買うという夢のため、土木現場で仕事をしながら、成長していく姿を描く社会派ホームドラマ。原作は有川浩氏の同名小説で、脚本は「僕の生きる道」などで知られるが橋部敦子さんが担当した。

 主演の二宮の熱演はもちろん、女性ながら現場監督するヒロイン・千葉真奈美を演じた香里奈(26)、妻がうつ病になったことを受け入れられない誠治の父・誠一を竹中直人(54)など、クオリティの高さで評判を呼んだ。特に、約14年ぶりに同局の連続ドラマ出演となった浅野温子(49)の病に苦しむ誠治の母・寿美子の演技は迫真で話題になった。

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2010年12月22日のニュース