“21世紀の裕次郎”徳重聡に10年目の大役

[ 2010年12月10日 06:00 ]

 俳優の徳重聡(32)が来年1月30日スタートのテレビ朝日「Dr.伊良部一郎」(日曜後11・00)で連続ドラマに初主演する。

 天真らんまんでハチャメチャな精神科医・伊良部一郎が活躍する作家・奥田英朗氏(51)の直木賞受賞作「空中ブランコ」、「イン・ザ・プール」、「町長選挙」の人気シリーズ3作が原作。
 「21世紀の石原裕次郎を探せ!」のグランプリ受賞から10年。ようやくめぐってきた主演に徳重は「いよいよ…といううれしさがある」と感慨深げ。船津浩一プロデューサーは「内面の純粋さと時折見せる無邪気な笑顔がピッタリ」と起用理由を説明した。正統派で骨太なイメージから新境地への挑戦になるが、徳重は「このような役をやってみたいという気持ちはあった。“こんな医者に会ってみたい”と思っていただければ」と意気込んでいる。
 そんな後輩のために、舘ひろし(60)が撮影で着用する白衣をデザイン。故石原裕次郎さんの生涯を描いた04年のテレビ朝日スペシャルドラマ「弟」で、自身が主治医を演じた際もペンをとっていた舘。徳重の姿を思い浮かべて描いたデザイン画を携え、「先代(裕次郎さん)の思いも添えてあげられるかな」と「弟」の時と同じ紳士服ブランド「テットオム」に製作を依頼した。徳重は「愛情を感じた」と感謝を胸に大役へ挑む。共演は余貴美子(54)、原幹恵(23)ら。

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2010年12月10日のニュース