海老蔵に厳しい歌舞伎関係者「33歳にもなって親任せか」

[ 2010年12月10日 07:08 ]

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)が休演した京都・南座の12月公演「吉例顔見世興行」の出演俳優、劇場関係者らが、海老蔵に対して不快感を抱いていることが9日、歌舞伎関係者の話で分かった。

 「初日直前になって代役を立てた南座に、いの一番に来て謝罪するのが筋」との声が上がっているという。
 海老蔵は「阿国歌舞伎夢華」「外郎売」の2演目に出演予定だったが、先月26日に同劇場が休演を発表。同30日に初日を迎え、現在、それぞれ片岡仁左衛門(66)、片岡愛之助(38)が代役を務めている。
 海老蔵が入院したため、同27日に父の市川団十郎(64)、母の希実子さんが同劇場を訪れ、稽古中の出演俳優、関係者に頭を下げて回った。仁左衛門、愛之助のもとには海老蔵から直筆のわび状が届いた。
 海老蔵は7日に退院。8日は松竹本社に出向き、あらためて迫本淳一社長ら幹部やひいき筋への謝罪に充てた。「“33歳にもなって親任せか”と俳優、劇場スタッフともに不愉快に思っている」と歌舞伎関係者。団十郎が謝罪に訪れた翌日に京都市内で舞踊公演に出演したことも影響しているようで「“謝罪は公演のついでか”と思っている人も多い」という。
 歌舞伎の仲間内からも非難の声が上がり始めた海老蔵。演劇関係者は「このままでは役者さんたちの怒りも収まらない。一両日中にも麻央と京都に行くのは間違いないだろう」と話している。

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2010年12月10日のニュース