田村正和が“死んだはずの男”…松本清張「球形の荒野」

[ 2010年10月25日 19:17 ]

 俳優田村正和主演で11月26、27日放送のフジテレビ系2夜連続ドラマ「松本清張スペシャル『球形の荒野』」の制作発表が東京都内で開かれ、田村と江口洋介、比嘉愛未らが出席した。

 田村演じる野上は終戦前にスイスで病死したとされる外交官。20年後の1964年、ある絞殺事件を追っていた警視庁の鈴木(江口)は、野上の生死の調査に乗り出す。
 田村は「今幸せなわれわれには想像がつかない孤独の世界に生きてきた男(の役)で、登場の仕方も断片的で四苦八苦しましたが、台本が面白く、最後まで心をつなげることができました」とホッとする一方、「これで良かったのか(作品を)見るのが怖い」とも。
 脚本の君塚良一さんは「踊る大捜査線」映画第3弾の後に今作を手掛けたが「田村さんにいいかげんなことはできないので、『踊る―』より緊張して、書いてて5キロぐらいやせました。車検みたいなもんなんです」と笑わせた。

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2010年10月25日のニュース