見れば元気に!“女性版プロジェクトX”スタート

[ 2010年8月30日 06:00 ]

NHK「ドラクロワ」の司会を担当する「森三中」

 NHKで“女性版プロジェクトX”が10月からレギュラー放送される。40歳前後のアラフォーを中心とした無名の女性にスポットを当て、ドラマチックな苦労話を紹介するドキュメンタリー「ドラクロワ」(10月11日スタート予定、月曜後10・55)。司会は「森三中」が担当する。

 番組のチーフ・プロデューサーは、00年3月から05年12月に放送された同局の人気ドキュメンタリー番組「プロジェクトX」でディレクターを務めた小山好晴氏。「就寝前にふと見て、グッときたり、涙を流したり…。“あすも頑張らなきゃ”“私もできるかも”といった前向きな気分になっていただける番組を目指します。そういうところは、“プロジェクトX”と通じるところがあるのかもしれません。番組のテーマは“見れば、元気に”です」としている。
 5月4日に放送した同タイトルの特別番組では、夫が愛人をつくって失跡した専業主婦が奮起し、雑用の仕事から始め、幼い子供3人を育てて大学教授になった姿を紹介。さまざまな世代の視聴者から「励まされた」「元気になった」などの声が多数寄せられた。
 今後は、乳がん闘病中の離婚のショックを乗り越え病気を克服、がん患者を支援するベンチャー企業を起こした女性や、夫婦で会社を立ち上げた直後に夫ががんで死亡、1億5000万円の借金を抱えながら会社を立て直した社長らを紹介。小山氏は「視聴者としては、女性を意識してはいますが、男性が見ても心に迫るものになるようにしたい。出演している人たちと視聴者を応援する番組にしたい」と意気込んだ。

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2010年8月30日のニュース