市原隼人“難役挑戦”フクロウの吹き替え担当

[ 2010年8月23日 06:00 ]

声優に初挑戦する市原隼人

 俳優の市原隼人(23)が声優に初挑戦する。フクロウたちの冒険を描いた米アニメ映画「ガフールの伝説」(10月1日公開)の日本語吹き替え版で、主人公の若きフクロウを演じる。初の声優でいきなり人間以外の役。しかも、映画やドラマであまり取り上げられることのないフクロウという難役だが、持ち前の前向きさで「精いっぱい頑張りたい」と張り切っている。

 市原が演じるのは勇敢で正義感が強く、リーダーとして周囲から慕われる若きフクロウ。邪悪なフクロウ組織から王国を守るため、仲間たちとともに伝説の勇者を探す旅に出て、さまざまな困難に立ち向かいながら成長していく。
 TBSの人気ドラマ「ROOKIES」で、野球に人一倍の情熱を注ぐ高校生を演じてブレーク。中学時代から交際している恋人の存在をテレビ番組で堂々と告白するなど、飾らない男っぽさが若者から絶大な支持を集めており、今回はそのイメージにピッタリの役どころとなる。
 配給のワーナー・ブラザースは起用理由について「市原さんの持つ友情、勇気、正義を大切にするイメージを吹き込んでほしいと思い、今回お願いする運びになった」と説明。市原は「見ていただく方の心に勇者のような“勇気と夢”が芽生えるように気持ちを込め、精いっぱい頑張りたい」と意気込み、「伝説の旅をご期待ください」と呼び掛けている。
 アフレコは今月末に行われる予定。声優初挑戦の上、映画やドラマなどでキャラクター化されることが少ないフクロウ役。キャラクターの口ではなくクチバシに合わせて声を入れる難しい作業になりそうだが、市原は脚本を読みイメージを膨らませて、アフレコに備えているという。
 米国内だけで500万部以上を売り上げた小説「ガフールの勇者たち」が原作。ヒット作「300 スリーハンドレッド」「ウォッチメン」など映像化不可能と言われた作品を手掛けてきたザック・スナイダー監督が自身にとって初の3Dアニメ化に挑戦した。

続きを表示

2010年8月23日のニュース