覚せい剤“あぶり”清水健太郎容疑者、6度目逮捕

[ 2010年8月19日 06:00 ]

09年1月、ひき逃げで実刑判決を受けた当時の清水健太郎容疑者

 警視庁組織犯罪対策5課は18日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、俳優清水健太郎(本名園田巌)容疑者(57)=東京都台東区=を逮捕した。清水容疑者はこれまで、覚せい剤取締法違反や道交法違反などの疑いで5回逮捕されており、逮捕は6回目。調べに対し「“あぶり”で使った」と容疑を認めている。

 元俳優押尾学被告、元女優の酒井法子ら相次いだ芸能人の薬物事件から1年。また逮捕者が出た。
 清水容疑者の逮捕容疑は8月上旬、東京都内もしくは周辺で、覚せい剤をあぶって吸い込み、使用した疑い。今月9日午後3時ごろ、JR上野駅前で、警視庁の警察官が清水容疑者を見つけ職務質問したところ、挙動不審な態度だったため上野署に同行を求めた。任意で尿を採り、鑑定の結果、覚せい剤の陽性反応が出た。
 18日正午ごろ、弁護士らと一緒に上野署に出頭、逮捕された。その際、清水容疑者が乗った車は猛スピードで同署前に横付けされ、帽子とマスクで顔を隠した清水容疑者は、大勢の報道カメラを避け、逃げるように玄関に駆け込んだ。

 これに先立ち、午前9時前には捜査員6人が清水容疑者の自宅があるマンションを訪れたが、不在だったため、いったん引き揚げていた。

 組織犯罪対策5課によると、清水容疑者は「自宅マンションで“あぶり”という方法で使った」と容疑を認めているという。19日にも東京地検に送検する方針。

 警視庁によると、清水容疑者を以前からマークしていた訳ではなく、捜査関係者は「偶然声をかけたが挙動不審だった」と説明している。
 清水容疑者は83年から04年にかけて大麻や覚せい剤所持容疑で4回逮捕、起訴され、最長で2年4月の実刑判決を受けている。執行猶予中だった08年には都内でひき逃げをしたとして09年1月に懲役7月の実刑判決を受けて服役していた。刑務所を出所してから最近は芸能活動をしていなかった。
 04年の公判では「覚せい剤は1回の使用で心を占領してしまう」と薬物を断ち切ることの難しさも語っていた。弁護士はこの日、報道陣に「薬をやめたがっていた。断つための記事を見つけると読んでいた」と話した。

 ◆あぶり アルミホイルに覚せい剤の結晶を置き、その下からライターの火などであぶり、出た煙をストローなどを使って鼻から吸引する方法。水溶液を直接静脈に注射する方法に比べ、罪悪感や抵抗感が薄いとされ、若年層や主婦層に広がる原因になったとみられている。酒井法子が逮捕された際、「夫と一緒にあぶりをやった」と供述した。

 ◆清水 健太郎(しみず・けんたろう)本名園田巌。1952年(昭27)10月11日、福岡県生まれの57歳。学生時代にスカウトされ上京。デビュー前の73年、女性を車ではねる死亡事故を起こし業務上過失致死で罰金刑を受けた。76年、「失恋レストラン」で歌手デビュー、77年の日本レコード大賞最優秀新人賞受賞。02年に結婚した女優森香名子とは04年4月に離婚した。

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