野村沙知代さん 週刊新潮を提訴「隣の女性は全く見知らぬ人」

[ 2010年6月11日 12:13 ]

 暴力団関係者とともに相撲を観戦したとする週刊新潮の記事で名誉を傷付けられたとして、プロ野球楽天の野村克也前監督の妻沙知代さんが11日までに、発行元の新潮社に3300万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。

 訴状によると、記事は週刊新潮6月10日号に掲載。沙知代さんについて「東京・両国国技館で開かれたことし5月の夏場所を暴力団関係者の女性とともに観戦した」と報じた。
 沙知代さん側は「スポーツ観戦なので取組の結果によって、近くの人と一緒に喜んだことはあったかもしれないが、隣にいた女性は全く見知らぬ人だ。記事は暴力団と密接な関係にあるとのイメージを与え、著しく名誉を傷付けた」としている。
  週刊新潮編集部は「記事は相撲界と暴力団の関係が取りざたされる中、客観的事実を報じたものだ。再三の取材申し込みに一切応じず、いきなり提訴する姿勢は理解しかねる」とコメントした。

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2010年6月11日のニュース