AKBもトップ交代…大島優子が逆転1位

[ 2010年6月10日 06:00 ]

総選挙で逆転1位となりダルマに目を入れる大島優子

 AKB48の次回17枚目のシングル(8月18日発売)を歌うメンバー21人を選ぶ「AKB48選抜総選挙~母さんに誓って、ガチです」の開票イベントが9日、東京・水道橋のJCBホールで開催された。昨年7月の第1回総選挙で2位だった大島優子(21)が大逆転で1位に選出。これまで不動のセンターを務め、速報順位、中間発表でいずれも1位だった前田敦子(18)は2位に陥落した。

 まさかのどんでん返しが最後に待っていた。
 40位からのカウントダウン方式で発表された選挙結果。残る選抜のイスは2つ。司会を務めたフリーアナウンサーの徳光和夫(69)が2位を発表する際、名前の前に呼ばれる所属チームは、大島が所属する「チームK」ではなく、前田の所属する「チームA」。その時、会場のファンがこの日一番のどよめきを見せた。
 投票は5月25日スタート。翌26日発表の最初の速報で、前田が1位の6846票、大島が2位の6317票。6月2日発表の中間発表でも前田が2万966票で1位、大島は1万9465票で2位。それが、最後の最後、3万851票の前田を、大島が3万1448票で大逆転した。その差はわずか597票だった。
 AKB48、SKE48のメンバーと研究生計104人の頂点に立った大島は、総合プロデューサーの秋元康氏(54)からトロフィーを受け取り、「ウソのようです」と一言。「昨年は皆さんに“背中を押してください”と言いました。でもこれからは皆さん、ついてきてください」とうれし涙で目を真っ赤に腫らした。
 2位の前田は、心ここにあらずといった表情で「正直悔しいです」とぼう然。だが、次に口をついた言葉は「実は少しだけホッとしている自分がいます」。その瞬間、本当にホッとした、力みのない笑顔を見せていた。
 この1年間で、AKB48のメディア露出は格段に増え、ファンも急増。AKBの顔であり、エースでもある18歳の前田には、相当のプレッシャーだったはず。そのプレッシャーを今度は大島が受ける。「AKB48が日本一のトップアイドルとして輝いていけるように努めます」と、真剣な表情で前を見据えた。

 ≪“あと1人”多田愛佳は涙、涙…≫22位で惜しくも選抜メンバー入りを逃した多田愛佳(15)はステージ上で号泣。昨年は20位で選抜メンバー入りしていただけに「今回も頑張ろうと思っていたのですが」と悔し涙と鼻水で顔をくしゃくしゃにした。ファンからの励ましを受け、最後は笑顔で「皆さんを裏切らないように、精いっぱい頑張ります」と話した。

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2010年6月10日のニュース