7月のパリ映画祭 日本映画100本一挙上映

[ 2010年6月10日 22:02 ]

 7月3~13日にパリ市内で開かれる「第8回パリ映画祭」で日本特集が組まれ、邦画計105作品が一挙に上映されることになった。パリ市のドラノエ市長が10日、記者会見で発表した。

 パリでは日本映画の新作上映や、監督に焦点を当てた上映会が数多く開かれるが、これほどの規模で邦画が一挙に紹介されるのは異例。
 同映画祭は、パリ市内の映画館13館が会場を提供し、参加作品を上映していく仕組み。山中貞雄、黒沢明、鈴木清順各氏ら往年の巨匠の作品や、崔洋一、黒沢清、中田秀夫各氏など最近の映画作家の作品まで順次紹介される。
 会期中、ことしのベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した寺島しのぶさんや、寺島さんが出演した映画「キャタピラー」の若松孝二監督、国際的に活躍する女優の菊地凛子さんらが招かれ、観客らと交流する。
 一方、「観客賞」などを争うコンペティション部門には8作品がノミネートされ、日本からは石井裕也監督の「川の底からこんにちは」と矢崎仁司監督の「スイートリトルライズ」の2作品が選ばれた。(共同)

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2010年6月10日のニュース