北野監督 12年越しのリベンジへ「進化」

[ 2010年5月18日 06:00 ]

公式会見終了後、サインに応じる北野武監督

 南仏カンヌで開催中の第63回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に最新作「アウトレイジ」(6月12日公開)を出品した北野武監督(63)が17日、現地で公式会見に臨んだ。

 最高賞パルムドールを競う同部門への出品は無冠に終わった99年の「菊次郎の夏」以来2度目。12年越しのリベンジをかけて、得意とするやくざ映画を9年ぶりに製作しカンヌに乗り込んだ。

 ベネチア映画祭グランプリを獲得した「HANA―BI」など過去のやくざ映画と比較して「昔に戻ったと言われるのはしゃく。自分なりにちょっとは進化したな」と胸を張った。最新作は16日にプレス試写でベールを脱ぎ、バリエーションに富んだ暴力シーンは良くも悪くもカンヌに衝撃を与えている。

 会見では、世界各国約100人の報道陣に対し40分間にわたって、グラスの水を飲み干しながら映画論を展開。フランスの記者から映画監督とタレント「ビートたけし」の二面性について称賛されると、照れ笑い。「もしカンヌでどうにかなろうと思ったら、こんな非道(ひど)い映画は撮りません」とジョークも忘れなかった。だが「非道」は同映画のテーマの1つ。自らの作品に最大の賛辞を贈り、自信をみなぎらせていた。

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