妻にも話せない…渡辺謙、レオ様共演作は謎だらけ

[ 2010年5月14日 06:00 ]

 渡辺謙(50)とレオナルド・ディカプリオ(35)が初共演するハリウッド映画「インセプション」(監督クリストファー・ノーラン、7月23日公開)の場面写真が公開された。しかし、徹底した厳重ガードによって、ストーリーは依然ベールに包まれたまま。渡辺は内容について「仁義として、妻や家族にも話さないよね」と話している。

 公開された写真は、渡辺とレオ様が初めて1つのスクリーンに納まった貴重なものだ。撮影場所は配給のワーナー・ブラザース映画も知らされていないほどで、渡辺は「明かせないんだけど、どこだと限定しなくてもいいような場所」とニヤリと笑った。
 昨年6月から製作作費1億6000万ドル(約150億円)をかけて、日本、米国、カナダ、英国、フランス、アルジェリアの6カ国で撮影。明らかになっているのは、ディカプリオが人の頭の中に潜入しアイデアを盗む主人公を演じ、主人公に仕事を依頼する企業のトップを渡辺が演じることだけだ。
 「事前情報のない作品こそ、観客に最も驚きを提供できる」というノーラン監督の意向で、台本の内容は厳重にガード。撮影前に渡辺が台本を取り寄せようとしたところ、米ロサンゼルスの監督の事務所に「取りに来て」と言われたそうで、「メーンのキャスト、クルー以外は一切持ち出し禁止。なおかつ内容がこみ入っている台本だから、読むのに3~4時間かかっちゃう」と苦笑。持ち出しを希望したある俳優は、監視役のスタッフ立ち会いの下、読まされたという。ワーナーは「M・ナイト・シャマラン監督の“サイン”の時に、試写を見たプレス関係者に“内容を明かさない”という誓約書を書いてもらったことはあるが、出演者にそこまでするのは極めて異例」と話す。
 渡辺は当然、妻で女優の南果歩(46)や家族にも内容を明かせないとし、「(監督に)信用されてないってこと(笑い)。逆に言うと、そこまで品質管理をしているのは相当なもの。映画館で見ないともったいないよ」とハリウッド7作目に手応えを感じている。

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2010年5月14日のニュース