アッコ半世紀“分身女優”が「迫力伝えたい」

[ 2010年4月17日 06:00 ]

 歌手の和田アキ子(60)が95年に発売した半生記「5年目のハイヒール」が舞台化される。「和田アキ子物語」の公演名で、9月4日から東京・日本橋宝町の三越劇場で上演される。

 現ホリプロのファウンダー最高顧問、堀威夫氏(77)に大阪で見いだされてから、大物歌手に成長するまでの物語。和田役は、08年6月にフジテレビで放送されたドラマ版に続き中鉢明子(28)が演じる。同じ1メートル74の長身と、和田が「分身」と公認していることからの起用。初舞台となり「大先輩の大迫力の半生を、そのままお客さまに伝えたい」と張り切っている。
 「あの鐘を鳴らすのはあなた」を含む数曲を歌唱する予定。和田は、妹のようにかわいがっている中鉢の生歌を心配しており「ちゃんと歌い切った後のお客さまの拍手は、何ものにも替えられない幸せ。温かい拍手をもらえるように頑張って。見に行くから」と激励している。
 第14回日本レコード大賞(72年)で最優秀歌唱賞を受けるクライマックスシーンでは、中鉢が三越劇場の客席からステージに上がる舞台ならではの演出も計画。母親を今陽子(58)、堀氏を風間トオル(47)が演じる。

 ◆中鉢 明子(ちゅうばち・あきこ)1982年(昭57)2月18日、神奈川県生まれの28歳。玉川大在学中にデンマーク留学。07年「ミス・ユニバース・ジャパン」で3位に。08年、フジテレビ「和田アキ子物語」のオーディションを勝ち抜きデビュー。バラエティーなどでも活躍。血液型O。

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2010年4月17日のニュース