山田洋次監督がSL復元作業を映像化

[ 2010年4月6日 18:54 ]

 JR東日本の清野智社長は6日の定例記者会見で、同社がさいたま市の大宮総合車両センターで進めている蒸気機関車「C61」の復元作業を、山田洋次監督がドキュメンタリー作品にするため撮影を始めていることを明らかにした。

 C61は群馬県伊勢崎市の華蔵寺公園遊園地で展示保存されていたもので、解体して運転ができる状態に復元する。山田監督がニュースで知り、JR東に映像化を提案。同社は「SL復元の貴重な映像を残してもらえるということで、全面的に協力させていただくことにした」としている。
 山田監督は「鉄道会社にいた父の影響で私も鉄道マニア。SLの仕組みを中心に、小中学生がわくわくしながら魅入る作品にしたい」とのメッセージを寄せた。
 映画にするか、テレビで放映するかなど公開方法は未定という。撮影は、試運転が始まる来年春ごろまで続く予定。

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2010年4月6日のニュース