赤坂被告に実刑判決、泣き叫び駆け寄る女性も

[ 2010年3月31日 06:00 ]

車で地裁を出る元光GENJI・赤坂被告はじっと正面を向いたままだった

 覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた「光GENJI」の元メンバー赤坂晃被告(36)に対し、千葉地裁は30日、懲役1年6月(求刑懲役2年)の実刑判決を言い渡した。

 赤坂被告は07年11月、同法違反(所持)の罪で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けており、今回の判決が確定すれば執行猶予が取り消される。判決理由で新井紅亜礼(くあら)裁判官は「覚せい剤に対する抵抗感が感じられず、安易というほかない」と指摘した。
 赤坂被告は黒いスーツにノーネクタイで出廷。新井裁判官から「赤坂被告ですね」と聞かれ、「はい」と答えた。20センチほどの髪は後頭部の位置ではねていた。うつむいたまま、両手を前で組み判決内容を聞いた。最後に新井裁判官が「一世を風靡(ふうび)したアイドルグループの元メンバーに実刑判決を言い渡すのは残念。地道に努力して更生してほしい」と説諭すると、1度だけうなずいた。
 法廷ではファンの女性10数人が傍聴。赤坂被告が裁判所を離れる際、車に駆け寄り「アキラ、アキラ」と泣き叫んだ。30代の女性は「ちゃんと更生してほしい」と話すのが精いっぱいの様子だった。
 判決によると、赤坂被告は昨年12月28日ごろ、東京都新宿区のホテルで微量の覚せい剤を吸引した。公判では起訴内容を認めていた。

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2010年3月31日のニュース