元アイドル美熟女　３７年ぶり歌手復帰

３７年ぶりに歌手復帰する山口いづみ

　女優の山口いづみ（５５）が３７年ぶりに歌手復帰する。ボサノバの名曲などをカバーしたアルバム「山口いづみ　ボサ・ノヴァを歌う」を来月２日に発売。自身のデビュー曲「緑の季節」（７２年）もボサノバ調にアレンジして歌い直した。

　天地真理（５８）小柳ルミ子（５７）の同期。渡辺プロに所属して７２年４月にアイドルとしてデビュー、シングル４枚を発売した。だが、日本テレビの人気ドラマ「雑居時代」出演を機に女優業を中心に活動。「水戸黄門」「大江戸捜査網」などで人気を博した。最近はソフトバンクの携帯電話のＣＭ「同窓会編」で、お父さん犬のクラスメートのマドンナ役に起用されるなど、美熟女としても人気だ。
　７年前に医学博士でエッセイスト・海原純子さん（５７）のディナーショーを鑑賞し「歌手が本業でない方でも、こんな素晴らしいショーができるんだ。私も歌ってみようかなと思った」と目覚めた。「（レコード化されていなかった）雑居時代の主題歌（そよ風のように）をまた聴きたい」とネットの掲示板に書き込まれるなど、根強いファンからのニーズも高まっていた。
　来月７日の東京・六本木スイートベイジルを皮切りに大阪、名古屋でアルバム発売記念のライブも開催。「ボサノバに磨きをかけるためポルトガル語を習っています」と意欲的だ。